【ワンピースネタバレ】単行本の“扉絵”で回収された5つの伏線まとめ
更新日:2019年07月31日
ワンピースに限らず、漫画にはたいてい「扉絵」というものが存在し、ポスターのような役割を持っているんですね。
描かれている内容をイメージしてもらいやすい工夫が施されていますが、ワンピースの扉絵には伏線が散りばめられていることがあります。
そんなワンピースの伏線ですが、これまでに回収された伏線があるのをご存知ですか?
ここでは、ワンピースの扉絵に登場した5つの伏線について紹介していきます。
スポンサーリンク
伏線1.サンジの「出生の秘密」を示している
サンジに兄弟がおり、ヴィンスモーク家の一員だと明かされたのは物語がずいぶんと進行してから。
ところが単行本14巻の扉絵で、すでにサンジの出生の秘密が伏線として示されていると話題です。
扉絵を確認してみると、サンジが持っている鞄には「THE SECRET」と書かれたステッカーが貼られています。
またバス停に「TSURU」という表示だけじゃなく、鶴のマークが描かれているんですね。
イカダに乗っている男性の頭の上に鶴がいるので、尾田先生は鶴を強調したい事が理解できるでしょう。
鶴は渡り鳥の一種で、「自分の巣に戻る」という修正があります。
サンジの鞄にある「シークレット」は、サンジの出生の秘密を意味していると考えられますね。
さらに鶴の修正を考慮に入れると、「サンジが"ヴィンスモーク家"に帰る」という事を扉絵で説明しているのです。
また、扉絵にはサンジ以外の麦わら一味は登場していないので、サンジが一人でビッグマム海賊団に乗り込むとも解釈できます。
細かい所まで伏線が回収されているのには、驚かされるばかりです。
スポンサーリンク
伏線2.サボが「生存」している事を示している
ルフィの義兄弟として親しい関係にあったのが、革命軍リーダーのサボです。
回想という形でワンピース60巻で初登場し、そのまま死亡したような形でフェードアウトしました。
当初から「わざわざ死ぬキャラクターを、あそこまで描く意味があるのか?」と読者の間で話題になっていたんですね。
単行本68巻の扉絵には、サボが生存している事を示す伏線がありました。
この扉絵では、エースと「白ひげ」の墓に「3つの盃」が描写されています。
これは、エース、ルフィ、サボの3人が幼少期に交わした「兄弟盃」と同じ。
つまりこれは、「サボが生きている」と匂わせているんですね。
そして単行本75巻で、サボが登場しました。
スポンサーリンク
伏線3.「革命軍」のメンバーが誰なのか?を示している
ワンピースの単行本44巻の扉絵には、ハンコックがコアラ数匹とビリヤードをしている所が描かれています。
さらにビリヤードの玉に注目すると、「3」「5」「8」が残っていると判明しているんですね。
ワンピースは、数字と伏線が密接に関係している事が多いので、勘の鋭い読者はこれだけである伏線を見抜きました。
それは、「革命軍のメンバーは誰なのか」という点です。
「3=サボ」、「5=コアラ」、「8=ハック」
このように置き換えることができ、実際に革命軍はこの名前のキャラが再登場しました。
数字だけでは分かりにくいかも…と、尾田先生は考えたのかもしれません。
そこで、ハンコックと一緒に数匹の「コアラ」を登場させ、一緒にビリヤードをしているのです。
この伏線は、何年も経過してからようやく回収されました。
スポンサーリンク
伏線4.「光月一族」と「ロジャー海賊団」の関係性を示している
ワンピース単行本59巻の扉絵を見てみると、バギーとシャンクスがお店でお酒を飲んでいます。
2人の後ろには「おでん」の文字が見えますし、2人はおでんをしっかりと食べているのが分かりますね。
さて、「おでん」で思い浮かぶのが「光月おでん」というキャラクター。
光月一族は、およそ800年前にポーネグリフを作ったとされるワノ国の大名家。
光月おでんは、ロジャー海賊団と共にラフテルまでたどり着きました。
扉絵に再び注目すると、そこに描かれているのはバギーとシャンクス。
2人は、ロジャー海賊団の見習い船員だったことは、物語で明らかになっています。
光月おでんと、ロジャー海賊団の関係性を、この1枚の扉絵で示しているんですね。
スポンサーリンク
伏線5.「ボン・クレー」が再登場すると示している
ワンピース単行本67巻の扉絵には、義理堅い海賊・ボン・クレーが登場しています。
元バロックスワークの幹部であり、非常に優秀なオカマ海賊のボン・クレー。
ルフィを逃すために犠牲になった彼は、監獄署長であるマゼランと対峙したシーンが描かれたので死亡フラグが立っていました。
しかし扉絵を見ると、イワンコフの後を継いでレベル5.5番地の女王として君臨している様子が見て取れます。
実は扉絵に登場してから、物語にて再登場するパターンは幾度もありました。
その流れを考えてみるならば、ボン・クレーの再登場を扉絵で示しているのではと考えられます。
まとめ
ここでは、ワンピースの扉絵に登場した5つの伏線について紹介していきました。
ワンピースの扉絵には、いくつもの伏線が存在しすでに回収されたものもあります。
何気ない扉絵にも、実は物語を大きく動かすヒントが描かれている場合もあるので、ファンにとっては貴重な情報源。
今後も読者を驚かすような「伏線&伏線回収」をしてくるでしょうから、扉絵に注目していきたいですね。