【ワンピースネタバレ】ゼットにまつわる3つの都市伝説や裏設定まとめ
更新日:2019年07月31日
ワンピースは映画化されており、これまでも大ヒットを記録し続けているので、映画関係者からも注目されていますし、経済効果も見込めるので社会現象になります。
そんなワンピースの映画ですが、2012年に公開された「ワンピースフィルムゼット」は、68億円を超える興行収入を記録しました。
公開されたゼットには、いくつかの都市伝説や裏設定が仕組まれているのをご存知ですか?
ここでは、ゼットにまつわる3つの都市伝説や裏設定などについて紹介していきます。
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1.ゼットにまつわる3つの都市伝説
ワンピースの映画として新世界編を原作よりも先に描くという、かなりの冒険をした作品になっています。
どんな世界観が新世界編で現れるのか、読者は心待ちにし映画を観賞し高い評価を得たということで、よりワンピースに対する認識が世間に深まったのです。
そんなワンピースのゼットには、以下に挙げるような都市伝説が存在するので紹介していきますね。
@ ゼファーの腕を切り落としたのはバギー
ワンピースのゼットで話題になった謎は、「海軍最強のゼファーの腕を切り落とした七武海とは誰なのか」という点です。
七武海は政府公認の海賊で、かなりの腕前を持つ集団であることは原作でも知られていますよね。
ゼファーは映画ゼットに登場するボスキャラで、元々は海軍大将を務めており現在の中核をなす人々を育ててきた男です。
かなりの腕前を持つのは間違いなく、現在海軍大将の黄猿には戦闘中なのに戦い方に対して注意するという場面が見られます。
男の中の男という印象が強いゼファーですが、腕を七武海に切り落とされてしまったのですが、大将ともなる人物の腕を切り落とすのだから相当なもの。
都市伝説によれば、ゼファーの腕を切り落としたのは「バギー」だと指摘しています。
- ゼファーが腕を切り落とされたのは9年前
- 1年前に犯人が七武海に加入
- ゼファーは世界政府に失望し海賊を滅亡させることを決意
- ルフィを助け教え子の大将たちと戦い最期を遂げる
こういった流れになっているので、どの七武海がゼファーの腕を切り落としたのか、かなり絞り込まれます。
つまりルフィたちが修行している間に加入した七武海が、ゼファーの腕を切り落としたのです。
ローかバギーかのどちらかになるので、ローと考える人は多いですが、9年前に腕を切り落とせるほどの力を持っているかは微妙。
となると考えられるのは、バギーということになります。
ロジャー海賊団の雑用をしていたほどですし、隠された能力を持っている可能性もうかがえるので可能性はありますね。
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A ゼットに赤犬が出ないのは強すぎて戦闘がすぐ終わるから
ワンピースのマリンフォード頂上戦争が終結した後、どちらが海軍元帥に相応しいのか赤犬と青雉は喧嘩しました。
10日間以上にわたる激闘の末、青雉は敗れて海軍を去ることになったのです。
両者はかなり負傷をしたようで、ゼットに登場した青雉は体がボロボロで四肢が満足ではありません。
作者は原作よりも先に青雉を登場させ、どのような雰囲気になっているのかを知らせたいと願っており、まさにサプライズ出演。
元海軍大将が海賊を滅ぼすために計画した、世界が終わるような騒動に海軍元帥の赤犬が登場しないのです。
都市伝説として、「赤犬が登場したらすぐ戦闘が終わるから」というものがあります。
ワンピースフィルムゼットは、戦闘シーンがかなりこだわて制作されており臨場感が素晴らしく、評価が高い部分です。
そこに赤犬が登場したら、どうなってしまうでしょうか?
ルフィの感情も描かなければいけませんし、圧倒的なパワーを持つ赤犬を描けば戦闘がすぐに終結します。
味気なさが残るので、赤犬をあえて出さなかったのです。
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B ゼットに四皇が誰一人出ていないのは原作の楽しみを残すため
新世界の海を破壊し、どこかに存在するとされる「ひとつなぎの大秘宝」もろとも沈めようと企んだゼファー。
全海賊が震撼しましたが、皇帝のごとく君臨している四皇が誰一人として映画に登場していません。
海の勢力を司る四皇が、それも新世界の海を支配する四皇が、この危機に登場しないのは不自然です。
この部分について都市伝説では、「原作の楽しみを残すため」としています。
もし映画で四皇を登場させ、その強さの片りんでも見せつけてしまったなら、映画を鑑賞した人しか楽しみを味わえなくなります。
テレビで放映されるにしてもそれなりの時間がかかるため、大金を払って観賞した人しか四皇の強さが分からないという理不尽な展開になるのです。
それは原作者としても納得できない部分でしょうから、四皇の素性が全く分かっていなかった当時、四皇を出さないでおこうと決断したと推測されています。
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2.ゼットに隠された「裏設定」
ワンピースフィルムゼットには、いくつかの裏設定が存在すると噂されています。
- NEO海軍の発想は尾田先生ではない
- 最初は青雉が登場しないストーリーだった
- 当初は「ゼット」ではなく「ドリームスマッシャー」というタイトルだった
- 尾田先生は総合プロデューサーは二度とやらないと言っていた
こうした制作段階における裏設定があると言われているのです。
特に映画ストーリーの柱となる、NEO海軍に関しては原作者の尾田先生が発想させたものではないという事情には、驚かされるばかりですね。
海軍との繋がりを、あそこまで矛盾させることなくストーリーに組み込ませるには、原作をそうとう読み込んでいないと難しいでしょう。
海軍本部大将や中将、センゴクといったそうそうたるメンバーを育てたゼファーが、原作とマッチするように自然と組み込まれているので鑑賞者は違和感を感じなかったはず。
この構想は脚本の「鈴木おさむ氏」が、入れたかったことのようで彼はワンピースの大ファンだと公言しているほど。
しかし、当初の構想を尾田先生に見せたところ、「青雉を入れたい」ということで、原作よりも先に青雉が映画で登場しました。
ロビンとの関係はほとんど描かれていませんでしたが、ロビンが青雉を知った時には満面の笑みを浮かべていたのが印象的。
これは原作の伏線として繋がってくるとの指摘も、鑑賞者から出ています。
さて、タイトルに関してですが当初は「ゼット」ではなく、「ドリームスマッシャー」だったとのこと。
「ワンピースフィルムドリームスマッシャー」というのを見た尾田先生は、「これじゃ長くて解りづらい。見る者がすぐに理解できるタイトルが良い」との苦言を呈します。
最終的には尾田先生が発案した、「ゼファーはゼットだからZでいこう」との号令により、タイトルが決まりました。
そんな尾田先生は前作で映画製作に携わることに後悔していましたが、今回も結局は引く受けてしまったあたり、ワンピースにかける情熱が分かりますね。
まとめ
ここでは、ゼットにまつわつ都市伝説や裏設定などについて紹介していきました。
映画のゼットは、とても人気が高く海軍の中核をなすメンバーを育てた男として描かれたゼファーは、優しい心と世界への絶望の2つの感情に揺れ動いていたのです。
その微妙な気持ちが上手く表現されており、そこに鑑賞者は感情移入し感動と興奮が劇場内を包み込んだのだと言われています。
様々な都市伝説や裏設定が話題になっているのも、映画が大ヒットしたことによる結果です。
ワンピースの世界は、これからも大きく動いていくでしょうから楽しみにしたいですね!